追いかける夢と襲いかかる不安

今日は、ナオト・インティライミさん主演の「旅歌ダイアリー2」の試写会に行ってきた。どんなものか簡単に説明すると、ナオト・インティライミさんが半年間かけて回った19カ国の旅の出来事を、前編後編に分けてロードショーされるドキュメンタリー映画だ。

早く旅に出たくなった。それと同時に、自分の現状にどうしようもなく不安を抱いた。

まだ旅に出ていない自分にとって今日の試写会は、「私の覚悟」を問われている気がしてならなかったのだ。

旅の現実を直視したんだ。旅は全部が全部楽しいわけじゃないと嫌でも理解させられる。

 

生半可な気持ちじゃあ絶対に後悔するぞ。それでもお前は旅をしたいのか?

 

そう言われている気分

 

私の夢は小説家になることだ。それも旅をして、そこで得たものを執筆に活かしたいと思っている。

でもふと、考えてしまったのだ。

旅に出て、そして小説を書いたとしよう。でもそれが失敗に終わったらどうしよう……。旅に出ても小説が書けなかったらどうしよう……。そんな不安が私を襲った。

私の夢に、不安という名の霧がかかる。

追いかけ辿り着くのは夢ではなく、底なし沼という名の後悔なのではないかと考える。

 

【後悔するなら反省を】

 

これはある曲のタイトルで、先日知り合いから教えてもらった言葉だ。

そうだ。失敗したなら反省すればいい。反省して次に活かせばいい。どんなに不安に思ったって、私のやりたいことは変わらないのだ。

旅に出たい。小説を書きたい。

ならやればいいじゃないか。自分の気の向くままに、自分の気が済むまで。

そう思えた瞬間、霧が私の行先を遮ることは無くなった。

 

 

私は今日のことを忘れないだろう。

特に試写会の後に行った、叙々苑の肉の美味さは絶対に忘れない。